FP技能士のカード解説!申請方法・使い方・メリットなど
ファイナンシャルプランナー(FP)としての活動を考えている方にとって、
FP技能士カードは一度は耳にするものではないでしょうか。
このカードにはどんなメリットがあるのか、
本当に必要なのか、
気になる方も多いはずです。
この記事では、
FP技能士カードが「いらない」と言われる理由や発行のメリット・デメリット、
申請方法についてわかりやすく解説します。
また、
申請には写真が必要かどうかや、
合格証書をなくした場合の再発行まで、
気になるポイントを網羅してお伝えします。
FP技能士を取得したばかりの方から、
資格の活用をさらに考える方まで、
幅広い方に役立つ内容になっています。
FP技能士カードについて知りたい方はぜひ最後までご覧ください!
※FP技能士のカード自体は、2025年3月に廃止。
FP技能士とは?
FP技能士(ファイナンシャルプランニング技能士)とは、
お金に関する計画や相談に対応する専門家の資格を持つ人のことです。
FP技能士には3級、2級、1級の3つのレベルがあります。
それぞれの級ごとに対応できる業務範囲が広がり、
1級になるほど高度な知識や技能が求められます。
この資格を取得することで、
個人の家計相談や企業の経営サポートなど、
幅広い分野で活躍することが可能です。
とくに、証券や保険、
不動産といった分野に関連する方にとっては役立つ資格と言えます。
FP技能士とFP資格の違い
FP技能士とFP資格(AFPやCFP)には、
いくつかの違いがあります。
FP技能士は、
国家資格として認定される「技能」を証明する資格であり、
実技試験をパスする必要があります。
一方、
AFPやCFPは民間資格で、
主に知識ベースの試験や学習カリキュラムを経て取得するものです。
このため、
FP技能士は技能面での実践的な能力をアピールでき、
AFPやCFPは理論的な知識を深めた証明に適しています。
それぞれの用途や目標に合わせて、
資格選びを行うと良いでしょう。
資格の取得方法
FP技能士資格を取得するには、
試験に合格することが必要です。
試験は学科試験と実技試験の2つに分かれており、
どちらも合格しないと資格が取得できません。
FP3級の場合は比較的簡単で初学者に向いていますが、
2級以上では実務経験や認定教育機関での学習が求められる場合があります。
また試験は毎年複数回開催されているため、
自分に合ったタイミングで受験を計画することができます。
資格の維持方法
FP技能士では、
資格自体に更新の必要はありません。
取得した資格は一生有効です。
しかし、
AFPやCFP(民間資格)を取得している場合には、
定期的に更新が必要であり、
継続的な学習をする必要があります。
FP技能士資格のみを持つ場合でも、
知識は年々変わる法律や税制に影響されますので、
継続的な学習は非常に大切です。
勉強会やセミナーに参加するなどして、
最新の知識を習得する習慣をつけましょう。
その他の違い・強み・弱み
FP技能士の強みは、
国家資格として信頼性が高い点です。
とくに、実技試験が含まれるため、
実務能力を証明する手段として有効です。
一方で、
AFPやCFPは国際的に認知されており、
海外での活動を考える場合には役立ちます。
ただし、
AFPやCFPは取得や維持に費用がかかる点がデメリットです。
FP技能士は一度取得すれば維持費がかからないため、
コストを考えると取り組みやすい資格とも言えるでしょう。
FP技能士カードはいらない?
FP技能士資格を持つ人の中には、
「FP技能士カードはいらない」と感じる人もいます。
このカードは資格を持っている証明書のようなものですが、
日常生活や業務で使う機会が少ないためです。
合格証書があれば十分だと考える人も多く、
必須ではありません。
しかし、
カードは簡単に携帯できるため、
特定の場面では便利な場合もあります。
取得するかどうかは、
自分のニーズに合った選択をするのがポイントです。
FP技能士カード発行のメリット・デメリット
FP技能士カードを発行するメリットは、
資格を簡単に証明できる点です。
紙の合格証書を持ち歩くのは難しいため、
カードサイズなら便利です。
また、
信頼を得やすく、
名刺代わりになる場合もあります。
しかし、
デメリットとしては、
カードの作成費用がかかることと、
利用する機会が限られる場合がある点です。
カードを使用する場面があまりない場合、
「FP技能士カードはいらない」と感じる人がいるのも理解できます。
FP技能士カードの申請方法・写真提出の有無
FP技能士カードの申請方法はとても簡単で、
インターネットで完結可能です。
申請フォームに必要事項を記入し、
申請費用を支払い、
さらに写真を提出する必要があります。
写真はカードに印刷されるため、
できるだけ鮮明で適切なものを用意しましょう。
自宅で撮影したものでも可能ですが、
証明写真のようにきちんとした形式のものが望ましいです。
申請後、数週間でカードが郵送されます。
合格証書を紛失(なくした)際の再発行手順
もしFP3級や2級の合格証書をなくしてしまった場合でも、
再発行を申請することができます。
学科試験や実技試験を運営する試験機関(日本FP協会またはきんざい)に連絡し、
再発行の手続きに進みます。
手続きには再発行費用が必要で、
本人確認書類の提出などが求められることもあります。
再発行には時間がかかる場合もあるため、
早めに手続きを進めることをおすすめします。
FP技能士カード発行終了のお知らせ2025年3月31日(月)
以下の文章がHPにて発表されていますので、ご確認ください。
誠に勝手ながら、2025年3月31日(月)をもちまして、FP技能士カードの発行を終了させていただくこととなりました。
ファイナンシャル・プランニング(FP) 技能士カード | 一般社団法人 金融財政事情研究会↗,FP技能検定合格者向け 各種申請手続き | 日本FP協会↗
ご利用いただいていた皆様にはご不便・ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。長らくご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
発行終了に伴うご質問・回答はこちらをご確認ください。
FP技能士のカードについてまとめ
FP技能士カードは必須ではありませんが、
あると便利な場面も多々あります。
申請方法も十分簡単で、
とくに資格を証明するツールとして活用したい方にはおすすめです。
しかし、利用する機会が少ない人にとっては、
「いらない」と感じる場合もあるでしょう。
資格そのものは一生ものですので、
合格証書の管理も大切に行いましょう。